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今回のぼやモノ・レビューは快眠アイテム。人生の3分の1は睡眠なんて言いますから、寝心地の良い寝具選びはしあわせの基本、ですもんね。
...とは言ってもですね、テンピュールを始めとした一流低反発マットレスは高価で、とてもじゃないがわたしには購入不可能。さらに寝室は3畳程度しかなく押入れもエアコンもナシ、床には本やガラクタが山積み状態で、ベッドを置くスペースなんてとてもとても...。
という惨憺たる環境で、フローリング床に残されたフトンを敷くスペースは、タテ1.8m×ヨコ1mが目一杯。しかも万年手元不如意。この悪条件のなかで、少しでも理想の快眠に近づけようとアタマ捻ってきた結果、現在実践中のちょっとひねくれたスリーピング・ライフをご披露します。
普通の人なら、テレビショッピングでなんたらスリーパーとか特売の羽毛布団なんかを格安購入されるんでしょうが、焚火野宿が趣味のわたしはちょっと違いまして、機能と携帯性に優れたアウトドア用品を日常生活に目一杯利用しているのであります。
まずは快眠のための基本中のキホン、マットレスであります。アウトドアで野営するとき、いちばん冷えるのが地面に体温を吸い取られること。なのでこの断熱に注力しないと酷い目にあいます。わたしの場合はヨモギや小枝などを積み重ねてフカフカのベッドを作り、その上に寝袋を乗せて眠りますが、まさかコレを部屋でやるわけにはいかない。
そこでアウトドア用品のエンソライトマットやエアマットを敷いて寝てみましたが、フローリング床では滑りまくって非常に具合が悪い。それに、毎晩寝るには薄くて寝心地も良くないということで、高価なのは覚悟の上で、リビング量販店のショールームで高機能パッドをいろいろお試ししてきました。
試用した中で一番いいなと思ったのが、airweaveの エアウィーヴ ポータブル です。幅98cm×長さ195cm×厚さ3cmで4.5kgの軽量。付属のキャリーバッグに収納できるので押入れナシでもOKです。エアウィーブCMに出てるフィギュアの浅田真央選手が海外遠征に持参してるという代物だけに、軽くて薄いのに寝心地がいい。キャンプや車中泊に持って行くこともできるし防災用にも、といろいろ使えそう。
この、エアウィーブ ポータブルがウチの条件にピッタリなんですが、購入は断念。何でか?...ひとえにお財布の都合でありました。しくしく...
しかしエアウィーブの機能性と軽さ、寝心地に惚れ込み、ANAのファーストクラスに採用されているという、エアウィーヴ エアパッド016 を購入しました。
こちらは幅50cm×長さ170cm×厚さ2cmで1.5kgの超軽量。キャリーバッグもついてます。厚さが2cmと薄く、常用するにはチト不安でしたが、お値段がポータブルの半額以下なもんで。
結果は当たり!です。幅50cmは狭いと思うでしょうが、いにしえの寝台列車好きのわたしにはメイビーです。狭い部屋なのでダウンサイジングはかえって吉。問題の薄さですが、そこはホームセンターで1500円の三つ折スポンジマットを買い、エアパッド016の下に敷くことで解決しました。これで厳冬期もヌクヌクです。
もう一年半ほどエアパッド+スポンジマットで寝てますが、夏は涼しいし、冬は暖かだし、体の疲れも残らないし、収納スペースも要らないし、最高です。我ながらいい買い物ができたと悦にいってます。
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・ airweave ウィーヴァジャパン エアウィーヴ 製品ラインナップ
さてお次は掛け布団。当初はエアパッドの上に、手持ちの山用シュラフを転がして寝ていたのですが、やはり毎日毎日使ってると縫い目が痛んできて、羽毛が飛び出すようになってきました。シュラフは良い品物を持つべし!が身上だったので、フランス製の当時10万円以上する物件(独身貴族時代に購入)なんです。これは家で毎晩常用してちゃあイカン、もったいないなと。
最近は高機能でリーズナブルな中綿が開発され、シュラフ自体も進化してますから、自宅常用に適したランクの寝袋をチョイスしました。候補に挙げた寝袋は...
①「伸びる寝袋」 → モンベル スーパースパイラルダウンハガー
②「人型寝袋」 → ドッペルギャンガー ヒューマノイドスリーピングバッグ
③「封筒型寝袋」 → スノーピーク セパレートオフトン
④「手足を出せる寝袋」 → コールマン コルネット
以上の4アイテムです。キャンプならともかく、毎夜のフトン代わりですから窮屈で肩が凝ってはいけません。寝返り容易で手足が自由に動かせるシュラフから物色しました。
結局採用したのは、①の「伸びる寝袋」 モンベル U.L. スーパースパイラルダウンハガー。この寝袋、表地が斜め方向バイアス状にステッチされていて、縦横の伸縮性が抜群。入ったままアグラがかけちゃうくらい良く伸びるんですわ。
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・ モンベル スパイラルダウンハガー モデル一覧
人型シュラフは便利なんですが、いまいちしっかり寝てる気分になれないし、封筒型は幅50cmのエアパッドから左右がはみ出る。手足の出せるコルネット寝袋は、冬には手足を出さないから窮屈だろうということでボツに。でも、どのモデルも家用寝具に十分イケますよ。
最後は夏場の熱帯夜対策です。わが家でエアコン無しなのは亭主のわたしの寝室のみ。まあ手前に甲斐性がないんだから甘んじて受けるしかありませんや。
クーラーなしの熱帯夜にシュラフでは熱中症で自爆します。かといって裸で寝てお腹を冷やすのもマズい。そこでみつけたのが、コクーン トラベルシーツというアウトドア用シーツであります。
COCOON トラベルシーツは、オーストリアDesignSalt社のアウトドア用シーツで、本来は寝袋のインナーとして使う軽量のスリーピングバッグライナーなんですが、この シルク100%バージョン の肌ざわりが超気持ちいいので、夏はコレ単体に入って眠るのが最高です。
ひんやりすべすべの100%シルクモデルのほかにも、風合いのいいコットンモデルや、水分を外に放出する素材+虫よけ成分を配合した夏向きのインセクトシールド サファリ トラベルシーツ クールマックスなどもあります。お好みにあわせて素材を選べばよろしいかと。
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・ COCOON コクーン トラベルシーツ 製品バリエーション
さて、最近山に行かなくなった、プアな元アウトドア野郎の快眠ライフスタイルはいかがでしたでしょうか。狭い部屋のスペースを有効に利用でき、収納いらずで、睡眠快適。高級低反発マットレスや羽毛布団よりリーズナブルで、しかも省エネ。
ま、寝相の悪い人や閉所恐怖症の方にはおすすめできませんけど、こんなスリーピングライフもやってみると結構快適で合理的デスゾ。
なお今回のレビュー寝室現況写真は、ちょっと堪忍してください。なにせ今、フライデーに載ってた偽iPS細胞のおっさんの部屋みたいな状態なもんで、撮影しようと思えば片付けに数日かかってしまいます。なわけで商品の宣材写真にてお茶を濁させていただきました。あしからず。