「抜けはじめて分かる、髪は長〜い友だち」なんてコピーの育毛剤がずいぶん昔からありますけど、薄毛者にとっちゃコレ結構ズキン！とくる文句なんであります。若い頃は自分がハゲるなんてついぞ思わず長髪を風に靡かせたりしてたんですが、ひとたび抜け始めるやその進行の速いこと速いこと。舐めて放置してちゃ悲惨な目にあいますぞ。

最近はさも効果がありそうな高額発毛・育毛剤が次々と発売・宣伝されて人気商品になってるんですが、それだけ需要があるということ。さぞかし薄毛や若ハゲに悩んでる人が増えてるんでしょうね。

自分の髪の毛がヤバイと感じだすと、手はじめに育毛効果のあるシャンプーを使い、それでも進行が止まらないときは高価な育毛剤や育毛レーザー機器などへと進み、その次に増毛サロンや粉まぶしを試み、万事窮してウィッグいわゆるヅラ着用で頂点へというのが通常ルート。こういう薄毛対策人生を歩む人は、それこそトータル数百万円を超える投資は免れません。

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で、わたしはというと、30代後半で頭頂部が淋しくなってきてしばらくは育毛シャンプーなどの厄介になりましたが、体面を気遣う商売でもないのを幸い、ある日イッキに坊主にして現在に至るんですが、外に出て接客のあるお仕事の人なんかだと、なかなか坊主頭という訳にはいかないんでしょうね。お察しします。



地毛の育毛を断念すると、残された手段は増毛かカツラですが、未経験者にイマイチわからないのが増毛のテクニックです。自分の1本の毛の根元に数本の毛を結わえ付けて増量する方法がよく宣伝されてますが、あれはかなり面倒くさそうなうえ、メンテにも相当な時間とお金が掛かりそうです。

あんなに手間とお金のかかりそうな増毛法は、ちょっとゴメンとなるんですが、その辺りのニーズを捉え、もっとシンプルに髪のボリュームを出せる新テクが開発されてるんだそうで、ちょっと気になってググって見ました。

その新テク、ウィッグのメジャーブランドのスヴェンソンが開発して、サロンで施術してる「ヘアライズ」という方法で、弱って細くなってきた髪の毛を、タンパク質を主成分としたコーティング剤を塗布して太らせるとともにコシを与え、髪全体のボリュームアップを図るという手法なんであります。

コーティングは、地毛の表面層には髪を太くする育毛成分を、次にマニキュアコーティングでハリとコシを与える成分を、一番外側には有用性分を保護してセットスタイルをキープする成分を塗布する多層構造になってます。

メリットとしては、スタジオでコーティングした直後からボリュームアップの効果が出てその後も長期間持続することや、一回受けたあとは専用スプレーを使って自宅でケアができ、カンタンお安く経済的だということ。詳細はヘアライズのサイトに写真入りの解説が載ってますので、気になる人はそちらでご確認を。
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このコーティングによるボリュームアップ法なら、サロン通いの頻度も少なくてメンテナンスも楽ちんそうだし、忙しい人でも試してみようかと思う要素は十分。うまい方法を考えたもんだと思います。

自前の髪のみでフサフサ感を出せるんですから、他人の毛を結わえ付けて増毛する敗北感が無いのがよろしいです。さらに育毛成分を浸透させてからコートするので、シャンプーより効き目がありそうなのも吉です。

ただしコレは髪の実本数が増える増毛・増量ではなく、あくまで「膨毛」の手法なんで、地肌が光るようなハイレベル薄毛の人はちょっとキビシイかもですが。

まあスヴェンソン社の本業は高級ウィッグですから、ヘアライズ施術での膨毛が絶望的な状態の人には、その場でやんわりやさしく多方面のアドバイスをしていただけるに違いありません。

何だか最近、髪にちょっとヤバイ感が出て来てるという人は、手はじめにこの新テクニックを試してみるのも一考かとご紹介。



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んだば今回はこのへんで。