オリンパス Tough TG-1 アウトドア用防水デジカメをレビューしてみる

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この夏、思い切ってデジカメを買い替えた。選んだのは、防水コンデジのフラッグシップモデルというのが売り文句の、OLIMPUS TOUGH TG-1。使いはじめてそろそろ3ヶ月が経過するので、その使用感をレビューしときます。

機種の選定については結構悩んだ。最近、大手メーカーがこぞってコンパクトで写りの良いレンズ交換式ミラーレス一眼を発売しているし、スマホやケータイのカメラ性能も向上したから、コンパクトデジカメの影が薄くなってしまってるのだけど、防水と耐衝撃性能のあるコンデジならメリットがあるかなと。

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↑わが OLIMPUS TOUGH TG-1。レンズカバーが無いのが不安だけど、速写性重視でヨシとしてます。

わたしがデジカメに求めるものは、なんといっても機動性が一番。常にウエストバックに持ち歩いても邪魔に感じず、さっと取り出して撮影できること。ミラーレス一眼だとレンズが大きいから嵩張るし、撮影する時もそれなりに身構えてしまうからちょっと荷が重い。その点、防水のアウトドア用コンデジなら、気兼ねなくラフに携帯できて気軽にシャッターが切れるだろうというわけ。

最近のコンデジは、コンパクトで高性能になったけれど、小さすぎて構えにくく、軽くペラペラな感じでカメラとしてのブツの存在感がないのが多い。最後まで迷った Nikon COOLPIX AW100 はそれで落選しました。

その点 OLIMPUS TOUGH TG-1 は、高画質なのはもちろん、デザインにもカメラらしさがあり、程よい重量感もあって好ましい。また、魚眼と望遠のコンバーターレンズ など豊富なアクセサリーが別売されているのも頼もしくて(まだ買ってないけど)。

広角端でf2.0というレンズの明るさも魅力。基本的にストロボ発光禁止で撮影するので、レンズは明るければ明るいほどうれしい。オートのほかにプログラムと2つの撮影モードが設定できるから、ストロボ発光禁止のスポットAF/測光と、同じくマクロモードを設定して使ってます。

前のデジカメもオリンパス製だったので、オリンパスのデジカメは操作性がいまいちという印象あり。メニューを呼出してごそごそ撮影モードを変えている間にシャッターチャンスを逃してしまうことがしばしばあった。OLIMPUS TOUGH TG-1 も若干その傾向があるんだけど、プログラムモードを上手く使えば操作性をかなり向上できます。

防水デジカメだけにセンサーが小さく、撮影画質はそんなに高くないけれど、このクラスの機種の中ではかなり良好かと。オリンパスお得意の多彩なフィルターは楽しいし、HDR逆光補正は結構便利に使ってます。また1cmまで寄れるスーパーマクロは、昆虫や水槽撮影が多いわたしには必須の機能です。

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↑スーパーマクロモードで庭先にいた体長5mmほどのクモを撮影。オリンパスのマクロ性能はGOOD!

注文を付けたい部分は、動画撮影のズームやAFの追随がぬるいこと。またバッテリーの持ちがやや心もとないことなどがある。特にGPSロガーをオンにしていると一日で残量切れになることが多い。防水仕様だけにバッテリーや端子カバーが厳重で頻繁にバッテリー交換やUSBケーブルを挿し込むのが面倒。メモリは無線LAN搭載SDカードのEye-Fiを使えば良いけど、無接点給電ができればさらに便利だと思うな。

OLIMPUS TOUGH TG-1 は、アウトドアモデルなのに背面ダイヤルや十字キーに指がかかりにくい。水中や寒冷地でグローブをしていると、細かな操作はほぼ不能かと。ここは改善してもらいたいところ。タップコントロールや水中での撮影はまだ試していないので、またの機会に。

現状、発売されている防水・耐衝撃GPSコンデジのなかでは、最上位のスペックを誇る OLIMPUS TOUGH TG-1。有機EL3.0型ディスプレイはたいへん美しくて撮影意欲を刺激してくれますよ。わたしが買った時よりずいぶん価格も下がってきてちょっと悔しいけどね。

まだまだ書きたいことはあるんですが、長くなったので今回はこのあたりで。

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