アウトドアシーズンを迎え、人気の防水コンパクトデジカメも各社新モデルが出揃った模様ですね。今季のアウトドア用コンデジは、防水、防塵、耐衝撃、GPS機能に加え、Wi-Fi転送機能を搭載したモデルが出て来ました。パナソニックのルミックス DMC-FT5やニコン クールピクス AW110などですね。

とはいえわたしは昨夏に、オリンパスの TOUGH TG-1 を買っちゃったので、やっぱり気になるのは、後継モデルの OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough の登場です。今回はこの2代目タフを中心に見てみましょう。（↓写真はブラック：ほぼ原寸大）



新モデルのオリンパス スタイラス TG-2 タフ と先代 TG-1 のスペックを比較してみると撮影基本性能はほぼ旧機のママ。ハード面では防水性能が3m伸びて15mになり、ボディカラーがスタイリッシュなブラックとレッドの2タイプになったことが大きな変更点ですね。

ほかにも耐落下衝撃性能が2.1mと10cmプラスされてますが、ま、壊れる時には壊れるかと。TG-1ユーザーとしては極端な進化が無くてちょっと安心しました（笑）。

ソフト面での改良点は、早く動く被写体が撮れる「スーパースポーツモード」が、絞り優先モード選択に変更されています。でも動く被写体に出くわした時、とっさにモードを切り替えては撮れないから別に羨ましくありません、と負け惜しみ。でも TG-2のほうが使いやすくなってるとは思います。

コンバージョンレンズなどのアクセサリー類は共用だし、TG-1のレビューで改善を求めていた、ボタンの指かかりの悪さやズーム速度がタルい部分についてはマイナーチェンジということで変化なしみたいです。

色もオッサン的には地味で無骨な TG-1のほうが好きなんで、今回はまあいいかと。しかし型落ちでTG-1が値崩れするのはちょっとツライんですけどもね。
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・ OLYMPUS アウトドア用コンパクトデジタルカメラ製品ラインナップ


今季のアウトドアコンデジのトレンドになってる感のある、Wi-Fi機能ですが、スタイラス TG-2 タフには搭載されてません。TG-1同様、FlushAir や Eye-Fi などの無線LAN内蔵メモリカードを使えということみたいです。

TG-1レビュー の時にも書いたんですが、防水デジカメは接続端子部のシールのため蓋の開け閉めが厳重なので、充電とデータ転送がちょっと面倒なんです。次の更新モデルには、無接点充電とWi-Fi転送機能の搭載を期待したいです。



さて、TG-1購入時に比較して迷った ニコンのクールピクス AW100も新モデルの Nikon COOLPIX AW110 に更新されました。こちらは水深18m、Wi-Fi内蔵と進化の度合いが大きい。日本地図と世界地図もカメラに内蔵してるし、ニコンAW110のスペックだったらもっと迷ってたかも。ダイビングなど水中撮影の機会が多い人なら、AW110がオススメかな。

パナソニックのルミックスにも、Wi-FiとGPSを搭載し水深13m防水に対応した Panasonic LUMIX DMC-FT5 が出ました。こちらはNFC対応でPCやスマホとの連携など通信機能の便利さは、さすが家電メーカー製品ですね。

ペンタックスからは PENTAX WG-3 GPS が登場。フロントに時計、気圧、高度が表示できるLCD画面があり、カラビナ付きストラップなど、こちらは「山仕様」です。Wi-Fiは非搭載でEye-Fiカードに対応。デザインもタフなアウトドア風味満点です。


でもまあ、明るいレンズ（広角端F2.0）性能や望遠・魚眼コンバーターレンズなどの拡張性、非常に美しい有機ELモニターなど、ハイエンド アウトドア用コンパクトデジタルカメラとしての総合品質はオリンパス スタイラス TG-2 タフ が一枚上だと思いますよ。現時点での実勢価格は36500円前後ですね。

TG-1レビューの続きを書こうと思いつつ延び延びにしてるうちに TG-2が出ちゃったので、今回は気ニナルのほうでお茶濁し、でした。


【追記】 TG-1とTG-2のどちらにもに使えるレンズカバーがサードパーティーのU.Nから登場しました（→記事）。常にレンズが剥き出し状態でキズ付きが心配だったTG-1/TG-2ユーザーにはこのアイテム、かなりありがたいかもですね。
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・ ユーエヌ オリンパスTG-1/TG-2用プロテクトキャップ

バヨネットリングを外した状態で装着し、撮影時にスライドさせれば簡単に開閉できます。実勢価格は2180円前後とリーズナブルなのも吉。

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