炭酸水と水素水 どっちがどう美容や健康に良いのか違いを調べてみる
テレビ番組や雑誌の美容・健康関連企画でなにかと話題になってる「炭酸水」と「水素水」。炭酸や水素を高濃度で溶け込ませたミネラルウォーターが人気飲料になっているほか、炭酸発泡系入浴剤や水素風呂なんてのも話題です。
しかしどちらも無味無臭の単純な元素でありまして、何で今さらそんなにもてはやされているのかがちょっと気になった次第。気になったことは一応調べるのが当欄のモットー、今回は炭酸水と水素水をピックアップすることに。
まずは比較的馴染みのある炭酸のほうから。コーラやサイダーなどの炭酸飲料は、ずいぶん昔から身近な飲み物として存在してきましたし、花王のバブなんて炭酸発泡入浴剤も疲労回復や肩こり解消のロングセラー物件です。ただ、コーラはいっとき体に悪いなんて言われたこともあったんですが、ホントのトコはどうなんでしょう？
炭酸飲料を飲むリスクってあるの？
炭酸飲料を大量摂取すると、太ったり疲れやすくなると言われているのは、コーラや炭酸飲料に含まれている糖分やエキスなどの甘味料などによるものが要因で、無添加の炭酸水（ミネラルウォーター）を飲むのならカロリーの取り過ぎにはなりません。
また歯が溶ける（酸触歯）というのは、炭酸飲料の酸性が歯のエナメル質をおかすというわけで、これはお酢や柑橘類などにも同じリスクがあります。ま、なにごともそうですが飲み過ぎ食べ好きはイカンということ。大量無茶飲みさえしなければあまり心配はなさそうです。
炭酸水のメリット→健康や美容の効果はどんなもの？
健康に関して、よく知られているのが血行促進効果ですね。これは炭酸水を飲用することで血中のCO2濃度を高め、血流を良くするとともに老廃物の排出を促すというものです。
血流量があがると新陳代謝が良くなるので、肌の状態がリフレッシュされ、疲労や肩こりの解消にも一役買います。さらに重炭酸成分が疲れの原因のひとつである尿酸を体外に排出し、これが疲労回復につながります。もちろん血行促進で冷え性の改善にもマルです。
また、炭酸が胃を刺激して胃液の分泌を促進することで消化を助け、腸の蠕動を活性化させるので整腸作用や便秘の改善にもつながります。さらに発泡でおなかが膨れるのでダイエットの食事制限にも吉というわけです。
炭酸水には皮脂の分解を促すとともに抗菌作用もあり、浸透性が高いので洗顔にも好適。さらにタンパク質を吸着する性質もあります。これが炭酸水のスキンケア効果です。洗髪に使用すると頭皮に気持ちいい刺激を与えるので薄毛対策にも有能とか。
炭酸でスカッと爽やか→ストレス解消！
炭酸水には上記のような効能があるわけですが、お酒が好きな人に馴染み深いのが、洋酒や焼酎の炭酸割り、いわゆるハイボールというやつ。ペリエやウィルキンソンなんかがメジャーどころですが、これらの「タンサン」には、天然のものと人工のものがあり、さらに硬水と軟水のものがあります。どんなブランドを選ぶかは、嗜好によって人それぞれですね。
まんまでの飲みやすさなら軟水系の炭酸水ですが、美容や健康効果の高いのは硬水の炭酸水のようです。最近では、キレ味や爽やかさを高めた、炭酸指数の高い「強炭酸水」なる製品もボトル売りされてます。フレーバーで味付けしたものもありますが、わたしは強めのプレーンな炭酸が好き（ハイボール用）。いちど試してみると気に入るかもですよ。
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また、毎日使うならコスパ的にソーダメーカーの購入がおすすめ。以前当欄でも紹介しましたが、家庭で簡単に炭酸水がつくれてコスパの良いサーバ型やカートリッジ型のソーダマシンがこのところのヒット商品になってます。硬軟いろんなミネラルウォーターを使って好みの炭酸水を製造できるのが楽しいです。
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・ 炭酸水が家庭で作れるソーダメーカー 買うならどのタイプが正解か？
さてお次は水素水。こちらもエイジングケア効果を中心に話題になり、最近ではコンビニにまで関連製品が並ぶようになりました。炭酸水ほど馴染みはありませんけど、水素水には一体どういう効能があるんでしょう。
健康や老化の大敵、活性酸素を除去する水素水
ヘルスケアブームの到来以来、美容や健康の最大の悪玉としてとりあげられているのが活性酸素。カラダを錆び付かせるなど老化の原因とされている物質ですが、水素にはこの中のヒドロキシラジカルと結びついて水となり、活性酸素を体外に排出する作用があるんだそうで。
加齢による肌トラブルや血液ドロドロ状態を改善するための抗酸化物質は、大豆のイソフラボンやトマトのリコピン、緑黄色野菜のβカロチンやビタミン類、赤魚類のアスタキサンチンなどがあり、ふだん食べているものにも含まれています。
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・ 活性酸素の除去に有効な食品は？（暮らし爽研）
しかし食事からの摂取だけでは必要量不足になりがちということで、水素水やサプリメントなどから補なうのが効率的というわけです。
水素水とは水に0.08ppm以上の水素ガスを溶け込ませたものを言うのですが、ブツが無味無臭の水だけに、毎日飲み続けるだけで食品やサプリメントよりシンプルに活性酸素の除去ができるというのが利点。水素水が人気なのはこれが理由かと。
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調べてみると、ボトル入り水素水をはじめ水素水生成器、サプリメント、入浴剤など、たくさんの水素関連商品が販売されています。
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水素水の美容・健康効果とはどんなもの？
肌のアンチエイジングには、抗酸化物質を配合したスキンケア化粧品などが売れてますが、カラダや肌の老化の原因となる悪玉活性酸素を結合して排出するのですから、水素水はエイジングケア全般にメリットがあります。また血流を良くして代謝を高めるはたらきもあるので、疲労回復や便秘の解消、またダイエットのサポートにも好適なよう。さらにアルコールが抜けやすくなるので二日酔いの解消にも良いとか。
こうして比較してみると、炭酸水も水素水も血行を促進し、カラダの新陳代謝をアップする点は同じですね。が、大きな違いは水素水に含まれる活性水素が抗酸化物質であるということ。カラダや肌の老化を根本的に改善するチカラは水素水に軍配があがりそう。ガンの予防につながるとか、シミ、シワ、くすみなどの肌トラブルなど、長い目で見ると健康・美容面の効果がありそうなのは水素水のほうかもしれませんね。
炭酸風呂と水素風呂でリラックス＆エイジング
炭酸水と水素水の飲用効果のつぎは、自宅のお風呂の炭酸バス・水素バス化について少々。忙しい毎日、家に帰ってリラックスできるのは入浴時くらいしかないという人も多いはず。わたしもストレスの解消と疲労回復や冷え性対策に、炭酸ガス発生入浴剤を投入してシュワーっといい気分を楽しんでるのであります。あがったあと確かにポカポカしますし、肌に潤いも残るんですが、しかしあれも毎回入れてると塵も積もればで結構費用が嵩むんですね。
そこで最近話題の浴槽用水素生成器というアイテムが気になったワケ。飲用水で見て来たように、水素には活性酸素除去効果がありますし、最小の元素なので皮膚や体内に吸収されやすい性質がある。入浴中の皮膚や呼吸からも水素がカラダの中にどんどん入るので、水素風呂は疲労回復はもちろん老化防止やスキンケアに楽ちんかつ効き目ありそうだなと。
で、ググった結果、コスパ良さそうなのが「充電式お風呂用水素発生器スパーレ」なる物件。実勢価格99000円前後と少々お高いのが難ですが、一旦購入すると消耗品はバッテリーのみ（2〜3年持つ）なので長い目で見ると案外経済的ですね。
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コードレスの本体を浴槽に入れて作動させると約20分間水素が発生。水素の気泡を皮膚に当てつつ入浴すれば、自然に疲れ・冷えの解消やツルツル肌が実感できるんだそう。自宅で毎日、簡単に水素風呂のアンチエイジングができるってのはかなり魅力的。気分で炭酸入浴剤の日、水素風呂の日と変えるのも楽しそうです。
炭酸も水素もシンプルで小さな元素。それだけに意外な健康・美容効果を秘めているんですね。爽快感とリラクゼーションなら炭酸ドリンク。健康やエイジング重視なら水素水や水素バスというところでしょうか。どちらの飲用もこれといったリスクがないので安心です。問題は飲用継続にかかる費用ですかね。
では今回はこんなところで。
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