MARSや新型インフルエンザ感染を予防するダチョウ抗体とは何だ?

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MARSコロナウィルスやらエボラ出血熱やら強毒性新型インフルエンザやらの感染が拡大し、日本の水際予防線を突破してパンデミックを引き起こしたら、国中がどんなパニックになるか想像しただけで恐ろしいですね。

万一日本に上陸が確認されたら、政府や保健所などの自治体から対処のお達しが出るんでしょうが、空気中にウィルスが混ざってるかもしれないと思うだけで息をするのも不安になります。とはいえ、息をしないわけにはいきませんから、こんな厄介なことはない。

報道によると韓国でのMARSは、その国民性や生活習慣が感染拡大の原因になっているとの指摘もあります。秩序正しい国民性を持つとされる日本ですが、いざウィルス上陸となると果たして皆さんエゴにとらわれない行動ができるんでしょうか。

ダチョウの卵から精製されたMARS抗体が日本で完成

ただ、日本の高い研究開発力には期待しても良いようです。2008年の鳥・豚インフルエンザの時もそうでしたが、MARSの抗体も京都府立大大学院の塚本康浩教授(動物衛生学)のグループが、ダチョウの卵を利用して低コストで完成させることに成功したとか。現在、大量生産が始まっているそうです。

このダチョウの卵黄から精製されたMARS抗体とは、どういうモノなのか?シロート考えだと、体内に侵入したウイルスを撃退してくれるのかなと思うんですが、さにあらず。

この抗体は、ウィルスが人のカラダ(細胞)に侵入する前に、空間やマスク中でウィルスと結合して、人の細胞に侵入できない性質に変えてしまうのだそうです。抗体を空間にスプレーしておけばウィルスの無害化ができる、つまり罹ってしまう前の予防効果があるんですね。

直接カラダに投与すれば良いじゃないかと思ってしまいますが、新型ウィルスは突然やってきますから、抗体の安全性や副作用の臨床試験、国の認可などが時間的に間に合わないのだそうで、スプレーやマスクなど予防的に利用するしかないようです。まさにイタチゴッコなんですね。

どうしてダチョウの卵が使われるのか?

抗体の生産には通常、ウサギやニワトリが用いられるのですが、個体が小さいので品質の均一化や大量生産が難しくコストがかかります。ダチョウの卵黄の場合、抗体の品質が高く安定しているうえに、大きな卵を年間100個ほども産卵するので生産コストも下げられるのだそう。

既に、花粉症、インフルエンザH3N2型、鳥インフルエンザH5N1型ウイルスなどを不活性化するダチョウ抗体マスクが低価格で発売されています。
     ↓
CROSSEED クロシード ダチョウ抗体マスク
ダチョウ卵黄抽出液配合 抗体スプレー

今回は、MARS抗体を入れたスプレー剤が先に生産され、韓国や中東などに配布されているようです。早晩、MARS抗体を含ませたダチョウ抗体マスクも発売されることでしょうね。

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医療用の高性能マスクを日常使用するのはキツい

通常、風邪やウィルスの感染予防といえば、マスク着用とうがい手洗いの励行が一般的ですが、普通のマスクではウィルスは難なく布を通り抜けてしまったり、顔とのすき間から侵入してしまうのですね。

そこで密閉度の高い医療用の高性能マスク(N95など)が推奨されるワケですが、お値段も高価だし呼吸も苦しくて、日常一般的に使用するにはキツいものがあります。

ダチョウ卵黄から精製された抗体を染み込ませた抗体マスクは、原則1日1枚の使い捨てではありますが、息苦しさも緩和されるし、二次感染のリスクを低減できる高い予防効果が期待されるので、入手できれば安心度が高いですね。

まあ「新種ウィルス日本上陸!」なんて報道がされた日には即完売で、もはや買うのは難しくなってしまいそうですが。かといって違うウィルス用の抗体マスクを普段からストックしてても仕方がないか。悩ましいところですが。

では今回はこのあたりで。

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