リビングファン比較 おしゃれな最新型省エネ扇風機はどれが買い?...
一昨年夏あたりから俄然注目度が増した感のある、高機能・省エネリビング扇風機。以降毎夏お上や電力会社の節電要請が定番になりまして、猛暑でもエアコンをブン回すわけにいきませんから扇風機の需要が高まるのは当然。今年の夏もエネルギー価格の高騰でやっぱり節電とか。というわけで今回は最新リビング扇風機2013年モデルを比較評価してみようというわけであります。
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・おしゃれなDCモーターリビング扇風機 2014年新モデル比較考察
まあ大震災と原発停止が来る前のリビング扇風機は、エアコン冷房の脇役としてホームセンターやスーパーの4階で1500円くらいから売られている激安家電だったし、一方高機能モデルはロットが少ないせいか高価格でした。そこに登場してヒットしたのが、ダイソンの羽根なしファン だった訳ですが、あれは省エネでも静音でもなく価格も高いですから、目新しさとカッコよさで売れたんでしょうね。
わが家でも昨夏、エアコンの冷気をかき混ぜて冷房効率をアップできる、おしゃれなイマドキの省エネリビング扇風機を買って節電しようと物色したんですが、気に入ったモデルが入手できなくて一年スルーしたんです。
で、今年の新製品はどうかと眺めてみると、おおむね昨年モデルの改良版もしくは付加価値プラスって感じの面子です。ただし節電で高機能リビングファンは毎夏売れる!ってことになり各メーカーとも開発にチカラを入れだしたんで、価格が熟れてコストパフォーマンスが良くなってきてるのは確か。今シーズンあたりズバリ買い時かと。
高機能リビング扇風機の今年のトレンドは、DCモーターを採用した低消費電力性、3D立体首振りなどのサーキュレーション機能、充電池搭載のコードレス化、多段階&無段階風量調節機能、自然に近い超微風運転、あとはイオン発生による除菌消臭機能の搭載などですね。
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ウチの場合のリビング扇風機購入チェックポイントは、まずデザインと価格。次に設置スペースの少なさと台座の形状ですね。掃除にルンバを使ってると扇風機のスタンドに乗り上げて止まってしまうことがしばしばで、台のカタチは要チェックなんです。
あとは頑丈さ。モーターの耐久性ですかね。数千円の激安リビング扇はやめて、あえて高い扇風機を買う理由は、何年も長く使えることに期待してる故ですから。しかしDCモーターってのがいったい何年くらい持つものなのやら...新技術なので使用経験がありませんからね。
てな視点で2013年新モデルから気になる製品を絞り込んでピックアップしてみました。購入の候補に挙がったのが以下のモデルです。
パナソニック スリムファン F-S1XJ
2013年モデルでもっとも新鮮なのが、パナソニックの羽根なしタワー型ファン F-S1XJ ですかね。高さ95cmで、径7cmの金属ポールに入ったスリットから風が吹きだす新技術を採用したルーバー無しのタワー型ファンです。台座部分も径18cmの円筒で設置スペースを取りません。
スリムで圧迫感のないデザインはオブジェみたいで、リビングのインテリアにもハマりそうです。DCモーター搭載で省エネ性も良し。風量5段階、首振り、タイマー、リモコンありで、ナノイー発生機能も付いてます。実勢価格が25000円前後ナリ。
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・ Panasonic スリムファン F-S1XJ-S シルバー
デザイン・機能・価格とも及第点なんですが、問題は強風の強さですね。パナ独自の流体素子技術採用とありますが、この手のスリムファンは最強にしても風がもの足りないのが多いですから風呂上がりに「あー極楽!」と言えるかどうか。店頭チェックでOKなら買いですね。
バルミューダ グリーンファン2プラス コードレスモデル
デザイン家電ブランドのバルミューダが発売してヒット中のリビング扇風機です。2013年モデルはDCモーター非採用ながら最小消費電力がわずか2Wという超省エネ扇風機ですが、魅力はなんといっても美しいデザインと静音性ですね。
ポールが着脱式で高さを変えられ、フロア扇風機として使えるのも便利です。台座に収納できる内蔵バッテリー(UniPack)を使えばコードレスで最大14時間も使用できます。バッテリー付きモデルが実勢44800円前後、別売モデルが32800円前後です。
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・ GreenFan2+ White×Gray コードレスモデル
以前買おうと思ったのがこのグリーンファンの旧モデル。人気で品薄状態だったので予約を入れても真夏に間に合わないと購入を断念しました。
現在は小型で持ち運びできる グリーンファン・ミニ、サーキュレータータイプ など、多彩な製品があります。
東芝 サイエント+ DCリビング扇風機 F-DLR300X
東芝のDCインバーターモーター搭載の省エネ・ハイエンドモデルです。充電用バッテリーを内蔵(最大約17時間駆動)していて、電力ピーク時に自動でバッテリーに切り替えるピークシフト機能や温度と湿度の変化に応じて風量を自動調節するデュアルセンサーを搭載してます。
また脱臭効果のあるピコイオン発生装置も搭載。連続風7段階・リズム風4段階に立体首振り機能とトレンド全部入りの高機能扇風機です。実勢価格は32500円前後とややお高いですが、下位機種も ラインナップ されてるので予算に応じて選べますよ。
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・ 東芝 SIENT+ DCリビング扇風機 ブラック F-DLR300X(K)
このモデル、デザインはいまひとつなんですが、東芝の扇風機といえばモーターの耐久性・信頼性にハンパないものがあるのが魅力。実家の東芝製扇風機は昭和以来40年以上も使ってますが、涼しい顔でいまだフツーに動いてます。モーターもの家電は、東芝、日立、三菱などの重電機メーカーがハズレなしです。
ツインバード コアンダエア EF-D959W
コストパフォーマンス重視なら、ツインバードの コアンダエア EF-D959W は候補を外せないモデルですね。低価格ながら機能充実、内側が空間になった独特のブルーの羽根がスタイリッシュです。
外径が35cmもある大型の羽根と高性能のブラシレスDCモーターを採用することで、少ない回転数でも多くの直進風を送れるように設計されていて、シンプルに高い省エネ性と静音性を実現してるところが素晴らしい。
温度センサーが周囲の温度を感知して変化にあわせて自動で風量を調節する機能も搭載。20段階風量調節、タイマー、リモコン付きで実勢価格17300円前後は、実にお買い得。
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・ TWINBIRD コアンダエア EF-D959W ホワイト
デザインもオシャレで価格もリーズナブル。大ぶりの羽根でも気にならないスペースに置くなら、このモデルはコスパ高し、です。
ほかにもオシャレなリビングファンが
ウチ的条件で選抜したのが上記の4機種ですが、シャープ、日立、三菱電機、プラスマイナスゼロなどからもオシャレで魅力的なリビング扇風機の最新モデルが発売されています。
また元祖"羽根のない扇風機"にも ダイソン エアマルチプライア― AM02LF リビングファンが新登場。この2013年型は 13cm背の低いコンパクトな日本仕様になってます。
ぶっちゃけ、最小消費電力がわずか◯W!って言ってもそれは最弱風運転の場合。付加機能の超微風運転もウチにはあまり重要ではないかなと。暑い時は強風運転でブンブン回すわけで、エアコンより電気代が安上がりならばヨシ。
細かい機能よりはデザイン性・耐久性を重視。結果、カッコよくて頑丈で長年使えそうな上質モデルからのチョイスになりましたが、いかがでしょう。
では今回はこのへんで。
※ 2014年モデルの記事を追記しました↓
◯ おしゃれなDCモーターリビング扇風機 2014年新モデル比較考察