ニコンが往年のカメラ小僧の琴線に触れるデジタル一眼レフを繰り出してきよりました。うわあ辛いなあ〜この物件。銀塩一眼レフを彷彿とさせるレトロな佇まいの Nikon Df であります。


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・Nikon デジタル一眼レフ Df 外観・体感特集

このニコンDf、昨今のデジカメの「軽く小さく高性能」路線に、後ろ足で砂をかけるような本卦還りのコンセプトが憎々しいやおまへんか！

ゴッツいマグネシウム合金のボディ、軍艦部に並んだISOやシャッター速度の金属製メカニカルダイヤル、かつてのニコンFM辺りを彷彿とさせるペンタカバーデザイン、さらに斜体じゃなく正体の旧「Nikon」書体ロゴの刻印と、コレでもか！つう感じで、オッサンの物欲を突いて来ております。

もっと細部に目をやるや、ニコンF2のようなシルバーのレンズ取り外しボタンやFnボタン、シンクロターミナルが配置されていて、これもオールドファンには堪らんデザイン。しかも撮影性能は、視野率100％ファインダーで35mmフルサイズセンサー搭載のニコン デジタル一眼レフ旗艦クラスとなっております。


さらにですよ、ノッケから動画撮影機能はスルーし、便利なWi-FiやGPSも内蔵せず（外付け対応）、非Aiのオールドニッコールの装着に対応するなど、完全に核心的おっさん釣り仕様のデジタル一眼レフやおまへんか。

当時貧乏家の中学生だったわたしには、ニコンの一眼ならボディのみしか買える予算がなく、同等価格で買えたミノルタTTL一眼＋標準レンズ＋純正望遠レンズを泣く泣く選択して以来、憧れのNikon一眼とは縁遠いまま現在に至る。なんで、この Nikon Dfは非常に魅力的なんすが、不景気が尾を引く今の時期にはまだ出して欲しくなかったつうのが正直なところ。

Nikon Df にはシルバーとブラックがあり、現状ボディのみの実勢価格がおおむね270000円前後から。50mm/f1.8標準レンズキットが290000円前後からとなってますが人気で品薄、納品２〜3ヶ月待ちの模様。消費増税前に駆け込み予約で買わそうという魂胆がミエミエですわね。
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・ Nikon Df デジタル一眼レフカメラ 価格比較

しかし考えてみると、定年退職して悠悠自適の御仁世代に購買フォーカスを合わせるのなら、ベースデザインをFM/FEシリーズに持って来たのは、やや詰めが甘いような感も。やっぱりニコンF／F2のアイレベルやフォトミックFTnのデザインがビシッとハマるような気がするんですがね。

管理人の世代は年金生活まで10年このかたありますし、まだ娘息子も完全に片付いてないという現在ヒジョーに苦しい時期なんで、オッサンとは言え、デジカメのボディに20万代後半の道楽小遣い拠出はトテモトテモ、なんであります。

ああ、でも欲しいな〜Nikon Df。殺生やな〜、つうわけで今回の物欲恨み節はこのへんにしときます。