ノンフライ調理器はどのモデルが買い?機能や価格を比較考察してみる
油を使わずに揚げ物料理ができる、ノンフライ調理器が人気キッチン家電になってます。たしか2年ほど前にフィリップスのノンフライヤーが日本に上陸して、ウケたのがキッカケだと思いますが。
一億二千万総ヘルシー指向の国民性ですから、ノンフライ調理器はメタボ親父やダイエッターのニーズにピッタリ嵌まり、これは売れる!とわかったら他の家電メーカーも当然追従します。最近ではジェネリック家電やデザイン家電のブランドから次々と安価なノンフライ調理器が発売されて、機能・デザイン・価格で凌ぎを削るようになりましたから、ぼちぼち買い時でしょ、というわけであります。
新製品が登場して話題になると一番に飛びつかねば気が済まないお方はともかく、こちとら市場が熟れて来てからじっくり物色して購入するのが性分。ここらでどのノンフライヤーを買うべきなのか、比較検討してみることに。
PHILIPS フィリップス ノンフライヤー HD9220
日本におけるノンフライ調理器ブームの火付け役ともいえるモデルが、フィリップスのノンフライヤー HD9220ですね。フィリップスといえば電動ハブラシやシェーバーなんかが主流の印象がありますけど、フィリップス調理家電では、この製品が海外で一番売れてるんだそうで。
油ナシで揚げ物ができる仕組みは、電気ヒーターで最高200℃の熱風を作り、これを独自の高速空気循環技術で対流させてイッキに食材を加熱。表面の水分を飛ばし、旨味を封じ込めるんだとか。食材が持つ油分だけを利用して調理するので、およそ8割も脂肪分がカットできて実にヘルシーに仕上がります。
フィリップス ノンフライヤー HD9220の設定温度は80~200℃、容量2.2Lで調理時間は最大30分。唐揚げやトンカツが10〜15分程度で調理できます。本体サイズは、287×384×315mmで重量は7kg。消費電力は1425W。日本仕様と並行輸入モデルがありますが、大手通販ポータルでの実勢価格の比較はこんな感じに。
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・PHILIPS HD9220(Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング)
Amazon.co.jp限定のレシピ&ベーキングトレイ付セット(ホワイト&ラベンダーカラー HD9235/11 日本仕様正規品)もあります。
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・フィリップス ノンフライヤー Amazon限定セット HD9235/11
(※追記:操作にデジタルタッチパネルを採用し、設定温度や調理時間が詳細設定できる進化版、新モデルの PHILIPS ノンフライヤープラス HD9530/22 が発売中)
cuma amadana キューマアマダナ クリスタルオーブン CM-C035
コンパクト性、デザイン、価格の点で、個人的にいいなあと思ってるノンフライ調理器がこれ。cuma amadana は、ラオックスとアマダナがコラボ開発したブランドで、美しいデザインと使い勝手にひと工夫があり、機能がシンプルなのが良し。価格もリーズナブルになってます。
ボディサイズは284×240×260mmと、ノンフライヤーよりひと回り小さいのみならず、容量は3.5Lと同種製品中最大。ガラスのボウル部と上部熱源をバラして収納できるのが吉。ガラスボウルは普通のボウルとしても使えるので、なにかと収納スペースがタイトなキッチンでは助かります。
クリスタルオーブンは、煮込み調理もできるノンフライ調理器なのも魅力。13種類の料理を掲載したレシピ集が付属してます。ボディカラーは白と黒があって実勢価格は17000円前後。ガラスボウルで調理中の様子が見えるのが楽しいです。ウチで買うならコレの白ですね。
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・cuma amadana クリスタルオーブン CM-CO35
油なしで揚げ物のできる電気フライヤーは他に、
・CBジャパン ノンオイルフライヤー TOM-01
・グリーンハウス ノンオイルフライヤー GH-KFRA
・ROOMMATE ゼロフライヤー EB-RM1300
・Coo-Fun カーボンコンベクションオーブン corobo CKY-19Q
・TWINBIRD コンパクトフライヤー EP-4694PW
...などなど、低価格のモデルが多数発売されて売れ筋に。安いけれど、どれもデザインがイマイチかな?
アマゾンでの電気フライヤー人気ランキングはこんな感じ。
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・油を使わない電気フライヤー人気モデル一覧(Amazon)
国産大手家電メーカーからは、まだこの手のノンフライ調理器が出てませんが、やっぱり高級スチームオーブンレンジを売りたいんでしょうかね?
アイリスオーヤマ ノンフライ熱風オーブン FVH-D3A
こちらはオーブンタイプのノンフライ調理器(コンベクションオーブン)。油を使わない揚げ物ができるほか、オーブンとトースターの機能も付いているので、キッチンにノンフライ調理器を置くスペースがない場合はオーブントースターをこれに買い替えればヨロシイ。
ボディは341×325×348mm、9.8kg。背の高いオーブントースターと言った感じ。上部に渦巻きヒーターとファンが搭載されていて、高速かつ大量の熱風で食材を加熱してノンフライ調理をするしくみ。専用の網皿が付属してます。
上下のヒーター(1410W)で一度に4枚のトーストが焼ける。ピザやグラタンにも使えるし、冷凍食品の解凍やおかずのあたため直しにも便利。解凍って電子レンジより熱風オーブンのほうが美味しく温められますからね。デザインはイマイチですけど、多目的に使えて実勢29500円前後という価格はコスパ高そう。
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・アイリスオーヤマ ノンフライ熱風オーブン FVH-D3A-R
(価格比較:Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング)
ZAIGLE ザイグル 赤外線サークルロースター
しんがりにちょいと番外品を。このZAIGLEはノンフライヤーじゃないんですが、食卓を囲んで焼肉や焼魚をするとき、油を敷かずに無煙調理ができるスグレものです。
直径約400mmの円形鉄板の上部タワーに赤外線カーボンヒーターが下向きに搭載されていて、フードを上下して火力調節するというユニークな発想のヘルシー調理器具であります。
赤外線で焼くので炭火焼同様の美味しい調理ができ、食材から出る油はプレート下部のボックスに溜まるので拭くだけで後片付けも楽チンです。実勢価格は20000円前後。煙が出ないのでホーム焼物パーティに持ってこいです。
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・ZAIGLE ザイグル赤外線サークルロースター(赤・黒)
(価格比較:Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング)
自宅での揚げ物料理は、高カロリーや脂質が気になるのはもちろんですが、後片付けや油の処理も面倒でついつい敬遠しがち。まあシャープのヘルシオやパナソニックのビストロなど、ノンフライ調理ができるスチームオーブンレンジも多数出てるワケですが、永らく使用してる電子レンジがいまだ現役だし、こちらはお値段も張りますしね。
信頼性で選べば、フィリップスの本家ノンフライヤーが無難なところですが、機能性やデザインならキューマアマダナのクリスタルオーブンかなと。価格も手頃だし、わが家のキッチンは手狭で置き場所や収納スペースに余裕がありませんので。
では今回の考察はこんなところでおしまいに。