人気の布団クリーナー比較 買うならどのメーカーのモデルが正解か?
最近の家電製品で一番人気のあるジャンルが布団掃除機なんだそうで。ちょっと意外な感じもしますが、今まで布団のケアって、天日干ししてフトンたたきでパンパンするしかないと当然のように思ってたもんなので、その隙間ニーズを見つけたレイコップの目の付け所はシャープでしたね。
とはいえ売れると判ると後発モデルがわんさと追随してくるのは世の常。サイクロン掃除機の雄ダイソンをはじめ、パナソニック、アイリスオーヤマ、シャープ、日立 、アトケア、LG など有力ブランドの布団クリーナーが出揃ってきました。家庭によって重視する選択ポイントに違いがあるでしょうから、わが家ならどれを買うのが賢いのか?機能や能力、価格・コスパなどを比較して最適モデルを物色することに。
マナ板に載せるのはふとんクリーナーのメジャーどころ5機種。ふとんクリーナーの火付け役、レイコップ上位機のレイコップ RS-300とシンプルなエントリーモデルのレイコップ LITE RE-100。国産ブランドからはパナソニック MC-DF100Cとアイリスオーヤマ KIC-FDC1-WP。しんがりに英ダイソンのDC61モーターヘッド+布団用ツールという面子です。
各社製品にそれぞれ機能差や特長はあるんですが、ぶっちゃけ、毎日掛ける気になるかの「操作性」と普段邪魔にならない「収納性」が一番のポイントでしょう。ノミネートしたクラスの吸い込み能力はどれも合格点ですから。付加機能としてはフトンをたたいてホコリを引き出す機能と、紫外線(UV-C)ランプで殺菌する機能の有無があります。
レイコップ RS-300 / レイコップ LITE RE-100
ふとんクリーナーのベストセラーを驀進中なのがレイコップ。布団掃除に特化した先行モデルだけに、生地に吸い付かずに吸引できる使いやすさには、やはり一日の長ありという感じですね。
エイのようなフォルムのボディは嵩張るし持ち重りもするんですが、ふとんを押えて吸引するのに最適に設計してある所以。パワフルWたたき+紫外線照射にほどよい吸引力と布団専用掃除機としてのバランスは一番でしょう。
あえて難を言うならコードレスではないので、ベッドや寝具の配置状況に寄っては取り回しに不便を感じるかも。また汚れを感知するセンサーがないので吸引後の状況が確認できないことと、本体がデカ重なので収納スペースを取るということでしょうか。
その辺を勘案してか、運転モードをひとつに絞り、ボディを軽量コンパクトにした新モデルの レイコップLITE RE-100 が発売されてます。実勢価格は5000円程度しか変わりませんが、日本の住宅事情を思えば、LITEのほうがフィットするのかも。
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・ レイコップ ふとんクリーナー モデルラインナップ
最後にメンテ性。ダストボックスはカップ式になっていて、フィルターともども外して水で丸洗いが可能です。LEDライトでダストの溜り具合が確認できるのもマルですね。
汎用性を求めず、布団専用の掃除機として使用するならレイコップが使いやすいかなと。大きいのが困るというならLITEを選べばいいし。公式ショップは定価の販売ですが、2年保証と消耗品などと交換できるマイルが付いてくるのが魅力。
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・ レイコップ 公式オンラインストア
追記:レイコップ RP-100J 約70℃の温風を送り込んで布団内部の水分を取り除く「ドライエアブロー」機能を新搭載し、たたき機能とUVランプもパワー強化された最上位モデルが登場。ダニが繁殖しにくい布団環境を作り、ハウスダスト増加を抑制するコンセプトが新鮮です。
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お次は国産ブランドのふとんクリーナー2モデルを。どちらも汚れを確認できるセンサーが搭載されているのが特長で、パナソニックは複数ノズルによる汎用性が、アイリスオーヤマは充電式コードレスの機動性が選択のポイントでしょう。
パナソニック ふとん掃除機 MC-DF100C
パナソニックのふとんクリーナーには約70μmのダニ・ホコリを検知するセンサーが搭載されていて、取り残しが無くなるとランプ消灯で教えてくれるのが便利です。見えないダニの存在に疑い深くて中々終われない人も、作業にケジメが付けられますよ。
このモデルはヘッドが交換可能で、ふとん専用のノズルのほかに、小型の掃除用ノズルと隙間用ノズルが付属していて、付け替えれば一般的なハンディクリーナーとして多用途に活躍するのが魅力です。ただしコードレスの充電式ではありません。
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・ Panasonic ふとん掃除機 MC-DF100C
しかし多用途に使える分、重さのバランスが手元に来るので取り回しにやや難があり、ノズル装着のままだと長くて収納性もイマイチ。ふとん掃除の利便性は専用機にやや劣る感じですね。フトンのみに一台張り込むのはもったいないという家庭ならコレでしょう。価格もリーズナブルですしね。
MC-DF100C もフィルターとダストボックスは水洗い可能で清潔に使えます。ホワイトとピンクのカラバリがあり。
アイリスオーヤマ コードレスふとんクリーナー IC-FDC1-WP
レイコップとパナソニックの足りないところを満たしたうえ、コードレス化して取り回しを向上させ、更に自立収納も可能にした良いトコ取りのモデルが、アイリスオーヤマのコードレスふとんクリーナー IC-FDC1-WP であります。
ダニやホコリを検知すると赤→黄→緑の3段階ランプで表示するセンサー機能のほか、毎分約6000回振動する2つの「たたきパッド」や、吸引力を強化した「サイクロンヘッド」、紫外線で除菌する「UV照射」機能も搭載した、ふとん専用クリーナーです。
充電時間は約3.5時間で20分の使用が可能。ヘッド角度は3段階に調節できますが、ふとんには基本寝かせた状態で掛けるので、慣れるまではちょっと使いづらいかもしれません。
自立収納は省スペースで便利ではありますが、ヘッド底面が床に付いた状態になるので清潔面でやや気になるところです。
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・ アイリスオーヤマ コードレスふとんクリーナー IC-FDC1-WP
カラバリは3色。後発モデルだけに、布団クリーナーとしてのバランスは一番かと。価格も手頃でコストパフォーマンスが良いですね。
ダイソンDC61モーターヘッド+フトンツール
ふとん専用に一台所有するのは不合理。強力吸引のハンディ掃除機にふとん専用ヘッドを装着して使いたいなら、このモデルでしょうね。ダイソンDC61モーターヘッドには、ミニモーターヘッドとフトンツールが同梱されているので、どちらかを寝具専用に使えば日常の掃除もフトンのダニ・ハウスダスト用にもマルチで使用できます。
ただ、ダイソンのサイクロンは吸引力がハンパないので、寝具が吸い付き過ぎてやや使いにくいのが難か。片手でフトンを押えながらなどの工夫と慣れが必要かもです。またトリガーを引き続けなければならないのもちょっと面倒ですが、これは充電池の消耗をセーブするための仕様なので仕方ないか。
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・ DYSON DC61motorhead DC61MH(Amazon)
たたき機能やUV照射はありませんが、パワフル吸引で布団クリーナーの4倍のアレルゲンを取り除くと豪語してます。お値段は少々張りますが、一台で家中まかないたいと思うならダイソンのハンディ機を選んどくのがハズレなしでしょう。機能詳細は公式ストアで。
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・ ダイソン公式オンラインストア / DC61【オンライン限定モデル】
ダイソン布団クリーナー Dyson V6 Mattress
追記:遂にダイソンからも布団専用クリーナーが発売されたので追記します。
Dyson V6 Mattress というホワイト&ミントグリーンのボディがおしゃれなハンディクリーナーで、ダイソン自慢の毎分最大11万回転を誇るデジタルモーターV6と2層15個の2Tier Radialサイクロンを搭載。強力な吸引力でダニの死骸やアレル物質を収集する従来機同様のコンセプトです。
さらに高性能フィルターを本体後部に新搭載し、0.3ミクロンの微細な粒子を99.97%以上捕え、部屋の空気よりキレイな排気にして排出します。ある意味、掃除機の形をした空気清浄機とも言える製品になってます。
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・ Dyson V6 Mattress 最も多くのハウスダストを取り除く布団クリーナー
他ブランドの布団クリーナーに多い、ふとんたたき機能やUV殺菌ランプは搭載せず、あくまで強い吸引力で空気とホコリを分離するのがイチバンだとおっしゃるのであります。
シャープ サイクロンふとん掃除機 コロネ EC-HX100
追記:布団クリーナー市場にシャープも SHARP Cornet EC-HX100 で初参戦です。シャープはダニには熱を嫌う習性があることに着目し、ふとんの繊維にしがみ付くダニを、温風で引き剥がしたのち、サイクロンの強い吸引力で捕獲するというコンセプトの製品。
放出する温風は約40℃〜最高60℃で、これは掃除機のモーター駆動で発生する熱エネルギーを利用したものだそう。さらに強力回転する「たたきパワーブラシ」ヘッドを搭載し、ダニ退治に念を入れてます。
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・ シャープ サイクロンふとん掃除機 コロネ Cornet EC-HX100
また、プラズマクラスターイオン発生機も搭載されていて、布団に付着したニオイも除去できるそう。温風で冷たいフトンを暖めることもできるので、ふとん乾燥機の機能も持ってる布団クリーナーと言えないこともありませんね。
低価格ふとんクリーナーの機能はどうか?
レイコップの人気を受け、多数のジェネリック家電ブランドから機能を絞り込んだ低価格のふとんクリーナーが発売されています。だいたい5000円前後からの価格帯のモデルが多いですが、上記メジャーブランドの製品に比較すると、性能や使いやすさはやはり少々見劣りします。
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・ ふとんクリーナー 各メーカー製品一覧(Amazon)
しかし1万円前後のクラスならコストパフォーマンスの高いモデルが発売されてます。おすすめは siroca crossline stingray SVC-350A(シロカ クロスライン スティングレイ)。
コードレスではないものの、たたき振動板とUVランプを搭載した本格派で、一台でハンディクリーナーと布団クリーナーの2WAYに使えるスグレものです。
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・ スティングレイ SVC-350 2WAYハンディ&布団クリーナー
高いのを買っても使わなくなる予感がしてる人などは、安いのを試しに買ってみる手はあるかもしれませんが、ダニが取れてなければ元も子もないワケで。信頼度の高いブランドのふとんクリーナーを買ったほうが失敗がないような気がしますが...
最後に、ダニ対策に効果があるとされる紫外線照射機能ですが、フトンクリーナーに搭載されている程度のUVランプではダニを殺すまでのパワーはありません。補助的殺菌機能として捉え、選択肢の最重要ポイントにする必要はないと思います。
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では今回はこんなところで。
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