デロンギ マルチダイナミックヒーターとバルミューダ SmartHeater2 新暖房器具を比較

投稿日:

スポンサードリンク

今冬の電気ヒーター式暖房器具新製品には、ちょっとした革新がありますね。中でも注目されてるのが、デロンギのマルチダイナミックヒーター(MD HEATER)とバルミューダのスマートヒーター2(SmartHeater2)の2モデル。いずれも新技術を採用した高付加製品なんでお値段も高めなんですが、人気は上々で売れてるみたいです。気になる暖房器具なのでちょいと探索。

寒冷地の場合はさておき昨今の暖房器具は、省エネとランニングコストを重視された結果、エアコン暖房が主流になってまして、パナソニックなんかは「足元暖房」をウリにしたエアコン新モデルを投入してます。まあ温暖化や家屋の密閉化が進んだのに伴って、エアコンだけで冬もイケル感が強くなってるのは分かりますけど。

しかしエアコンは場所を動かせないのが難点。全室にエアコン設置して全部ブン回してるお金持ちならともかく、フツーの小市民はそんなわけに行きません。それに昨今のエアコンって、冷房の省エネ化は進んでますが暖房すると結構電気を喰うんですよね。そんなわけで最新鋭の電気ヒーターが売れるニーズも確かに「あるある」でしょう。

まずはイタリア家電ブランドの Deionghi が日本のニーズを重視して開発したという デロンギ マルチダイナミックヒーター MDH15-BK です。「究極のヒーター」と豪語してるのでありますが、さてその自信はどこから来てるのか...

デロンギ マルチダイナミックヒーター Deionghi MDH15-BK

デロンギ マルチダイナミックヒーター(以下 MD HEATER)はオイルヒーターに似た外観の電気ヒーターで、なんと5つもの独立したヒーターモジュールを備えていて、輻射熱と対流熱により、オイルレスにしてオイルヒーターに勝る急速暖房能力や静音性を実現したとのこと。

しかし MD HEATER の最大のウリは、室温と設定温度の差を自動計測し、±0.5℃単位/秒単位で繊細に行なう温度制御機能。外気温の変化に左右されやすかった従来の暖房器具の欠点を解消、室温のムラを極力少なくし快適性を高めているというトコロ。

電気ヒーターながら送風ファンがないので静粛性が高く、熱を放熱板に蓄えて放熱し室内に対流させるのはオイルヒーターと同じ方式。さらにオイルより速暖性能は高く、25分以内に室温5℃から20℃まで均一に高め、以後は快適室温で安定した自動運転ができるというのは魅力ですね。

Deionghi MD HEATER は消費電力1500Wで、適用畳数4~10畳。本体サイズはW279×D495×H665mm、重さ12.5kg。白と黒のシックなカラーリングも上品だしデザインもいい。現在の最安値価格は実勢61000円前後から。クリーンで快適な暖房環境を追求したいなら買う値打ちありです。
     ↓
デロンギ マルチダイナミックヒーター MDH15-BK
(価格比較:Amazon楽天市場Yahoo!ショッピング

さて、ちょいと気になるのが電気代。MD HEATERの消費電力は最大1500Wとハイパワーなんですが、夜8時間使っておおむね100円程度だそう。まあ使う頻度や設定温度によって異なりますが、省エネ型エアコン暖房時の消費電力量とだいたい同じくらいですね。

バルミューダ スマートヒーター2 BALMUDA SmartHeater2

バルミューダ スマートヒーター2 は昨季発売されてヒットした BALMUDA SmartHeater の新型です。デザイン家電ブランドの製品らしいアルミラジエーターを採用したオシャレな外観がウケたんですが、このモデルも自動運転と静粛性に優れていて、快適な「寝室」暖房に焦点を合わせているのが特長です。

SmartHeater2 の進化ポイントは旧モデルより10%もアップされた暖房性能と、快適な睡眠に特化した「ロイヤルスリープモード」の搭載。就寝中の体のメカニズムに合わせて最適な自動運転を行なうというもので、睡眠中は低めの15℃前後で運転し、起床時間が近くに自動で部屋を20℃まで暖めるので、快適に目覚めることができるんですね。

熱伝導性に優れたアルミ素材のラジエーターで、ヒーターの熱を素早く伝導・対流させて約10分程度で部屋を温める速暖性があります。BALMUDA SmartHeater2 の消費電力は最大1300Wですが、190Wから1300Wまで7段階の細かい出力制御を行なうことで快適な寝室暖房を実現してます。

寒い朝の起床が一番ニガ手で、しばし遅刻の原因になってるという人は、スマートヒーター2のロイヤルスリープモードが重宝するかも。換気不要、運転音無音で省エネ性も高いですしね。スマホ連携機能非搭載のスタンダードモデルなら最安値35000円前後からとMD HEATERよりは安いですがショップによっては微妙。
     ↓
BALMUDA SmartHeater2(Wi-Fiモデル/スタンダードモデル)
(最安値比較:Amazon楽天市場Yahoo!ショッピング

製品名に「スマート」とついてるのは、スマホとアプリで連携して外出先からの電源オンオフやタイマーセットなどができる Wi-Fiモデル(ESH-1100UA)も用意されてるから。スタンダードモデル(ESH-1100SD)との価格差は2000円程度です。

デロンギ マルチダイナミックヒーターとバルミューダ スマートヒーター2、どちらも電気ヒーターにしては高価格な製品ですが、至れり尽くせりの温度調節機能と安全性、それに上質なデザインでインテリアの親和性も抜群。安もん買いの銭失いに凝りてる人は張り込む価値ありですよ。

ダイソン ファンヒーター ホットアンドクール dyson Hot+Cool AM09

しんがりにダイソンの羽根のないファンヒーターの新モデルも一応。昨年発売されて人気だった AM05 のリニューアル版、Dyson Hot+Cool ファンヒーター AM09 であります。

dyson Hot+Cool AM09 では送風口が2つに増やされ、パワフルな温風を集中して送るフォーカスモードと、部屋全体に温風をゆきわたらせるワイドモードの使い分けが可能に。暖房器具としての能力がワンランクアップしてます。さらに運転音が75%も低減されて静かになったのも大きな改善ですね。

暖房能力はおよそ8畳で、本体サイズは204×204×595mm、2.68kg。見かけは旧モデルとそう変わりませんが機能は大幅に進化してます。カラーはブラック/ニッケルとアイアン/サテンブルーの2色で実勢価格は49800円前後から。
     ↓
ダイソン ファンヒーター dyson hot+cool AM09
(最安値比較:Amazon楽天市場Yahoo!ショッピング

温風が体に当たらない暖房を好む人は MD HEATERやSmartHeater2、外で冷えきった体を温風で暖めたい人には Hot+Cool ということかな。ダイソンのAM09は暑い夏にもシャレた扇風機やサーキュレータとして通年使えるからメリット大きいです。

【追記】2015年秋、空気清浄機能をプラスした Dyson Pure Hot+Cool が登場しました。
     ↓
ダイソン公式オンラインストア扇風機とファンヒーター

というわけで、暖房の快適性にこだわった電気ヒーター上位モデル3種をピックアップして特長や使い勝手を比較してみました。みなさんの選択は如何に。

▼オイルヒーター最新売れ筋ランキング(楽天市場)

では今回はこのへんで失礼しときます。

◯ぼやモノ内関連記事↓
胸さわぎの加湿器 ダイソン ハイジェニック ミストとカドー エクレア
バイオエタノール暖炉 炎のゆらぎが見えるエコでオシャレな暖房器具
ディンプレックス ピアモント 炎がリアルな暖炉型電気ヒーター
寒いトイレには人感センサー付きの薄型ヒーター暖房が経済的

スポンサードリンク