A4プリンター2014年モデル Canon EPSON brother どれ買うのが正解?

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家庭用A4インクジェットプリンターの2014年新モデルが出揃い、そろそろ年賀状作成の時候も近づいてきましたので、昨年に引き続き今年も各社の新モデルをざっと眺めてその進化ぶりを比較、購入時に選ぶポイントを炙り出してみようかなと。

昨年の記事にも書いたんですが、家庭用A4プリンターの性能はほぼ行き着く所まで来てる感じ。小型化や付加機能の追加程度の改良がほとんどで、今年の新モデルにも革新的な進化はみられません。それに上位モデルを買っても2〜3万円という手軽な価格に落ち着いてますから、ぶっちゃけ、どれを買っても大差ない感じですね。

よく使用する機能を注視してコスパの高いモデルを選ぼう

なので選択するポイントは、自分の使う頻度が多い印刷物に適合していて使い勝手が良いか、その印刷物のランニングコストが安くて済むか、を重視して機種を選ぶのが賢い買い方かと。

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パソコンと接続してさまざまな形式の書類を印刷したりスマホやタブレットから手軽にワイヤレス印刷したいという人は、6色インクのハイエンドモデルを。エクセル書類などを大量出力することが多い人は、4色インクでトレーの大きな高速機を。カラーハガキや写真などの高品位印刷が多い人は、小判専用のフォトプリンターとA4低コスト機の2台持ちにするというふうに。

今回は、Canon、EPSON、Brotherの2014年フラッグシップモデルと、今アマゾンでベストセラーになってる激安モデルをピックアップします。はがきと写真印刷専用のフォトプリンターについては既存記事(→こちら)を参照ください。

キヤノン インクジェット複合機 ピクサス MG7530

キヤノンのA4インクジェットプリンター2014年フラッグシップモデルがピクサス MG7530 です。キヤノンの強みは6色ハイブリッドインクと9600ドットの高い印刷解像度で写真画質が高品位なところですが、これらの基本的なスペックや使用インクは昨年モデルのMG7130と同じで特に目立つ変化はありません。

主な変更点は、無線近距離通信のNFC機能が搭載されて対応スマホを持ってる人は接続が簡単になったこと。スマホで証明写真が印刷できるアプリなどが追加されたこと。本体ボディ外形サイズの横幅が31mm小さくなって435mmにコンパクト化されたこと。オレンジメタリックの新色が追加されてカラバリが4色に増えたこと、くらいでしょうか。

Canon PIXUS MG7530 のカラバリはブラック、ホワイト、オレンジ、ブラウン、エクリュベージュで、記事投稿時の実勢価格は各色21000円前後から。下位モデルに同じ6色ハイブリッド(染料/顔料)インク採用の PIXUS MG6530 と 5色ハイブリッドインクの PIXUS MG5630 があります。
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Canon キヤノンインクジェット複合機 PIXUS MG7530
(価格比較:Amazon楽天市場Yahoo!ショッピング

というわけで、PIXUS MG7530 と旧モデルの MG7130 に大きな違いはありません。写真画質がお気に入りでキヤノンブランドを贔屓にしてる人も多いと思いますが、コスパを考えるなら大幅に価格の下がる旧モデル在庫を早めにゲットするのが賢いかもです。

エプソン インクジェット複合機 カラリオ EP-807

エプソン カラリオの新フラッグシップモデルは EP-807 です。こちらのアドバンテージはボディ幅390×奥行341×高さ141mmとキヤノンよりコンパクトなことですが、旧モデルの EP-806 とは同じサイズで印刷性能スペックもほぼ同じです。

主な変更点は、液晶タッチパネルが4.3型ワイド(旧型は3.5型)のスマホ並みに大きくなって操作がしやすくなったこと。パソコンやスマホから印刷する時に自動で電源オンになる機能が搭載されたこと。6色染料インクが新シリーズ(80番)に更新されたことなどです。

EPSON Colorio EP-807 は、A3用紙対応の背面給紙スロットを搭載しているので、大判印刷が必要ならこちら。カラーは、ブラック、ホワイト、レッドの3色。実勢価格は22800円前後から。
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EPSON インクジェット複合機 Colorio EP-807
(価格比較:Amazon楽天市場Yahoo!ショッピング

エプソンもキヤノン同様、機能に大幅な進化はありません。インクが更新されたのでランニングコストも少々上がりそう。なにがなんでも新製品!な人以外は価格落ちする旧モデル在庫を狙ったほうが正解かと。

ブラザー インクジェット複合機 プリビオ ネオ DCP-J4220N

ブラザーの2014年モデルは PRIVIO NEO DCP-J4220N。旧モデル DCP-J4215N と同様、A4カラー毎分18枚という高速印刷、前面トレイにA4用紙150枚とハガキ30枚のセットが可能。さらに背面の多目的トレイにA3用紙がセットできるA3印刷対応と実用性は抜群。

4色インク採用なのでランニングコストが低いぶん写真画質がやや劣っていたのですが、DCP-J4220N には改良された新「技ありインク」が採用されて、色域再現を13%拡大、4色インクながら6色インクに迫る画質を実現したとのこと。旧モデルは新インクに対応していないので買うなら新型でしょう。

brother PRIVIO NEO DCP-J4220N はブラックとホワイトの2カラバリがあり、実勢価格は各色22800円前後から。Wi-Fi対応でスマホからの印刷もできます。
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brother A3インクジェットプリンター複合機 DCP-J4220N
(価格比較:Amazon楽天市場Yahoo!ショッピング

A3対応と高速印刷の実用性、4色インクの低ランニングコストに加えて写真画質がプラスされた新型プリビオネオは、プリンタ使用頻度の多い家庭やSOHOにはぴったり。大量の年賀状印刷もサクサクできそうです。

以上、大手ブランド3社の家庭用インクジェットプリンター複合機(電話FAX機能はなし)フラッグシップ新モデルの特長を見て来ました。用途から選択すると、光沢写真やフルカラーのポップなどをプリントする機会の多い場合はキヤノンかエプソン、同時多枚数の印刷が多い場合はブラザー、A3サイズも出力したいならエプソンかブラザーという感じですね。

いっそ印刷機能のみの激安エントリーモデルという手も

スマホ連携やスキャナ/カラーコピー機能は必要ないから安価にPC書類のA4カラー印刷ができればいいやという人は、最新の下位モデルを買うよりも、PCからの印刷のみに機能を絞った激安エントリーモデルがおすすめです。
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Canon インクジェットプリンタ PIXUS IP2700

この Canon PIXUS IP2700、実はわたしも買ったのですが、本体価格はなんと2700円〜で交換インクよりも安い(笑)。永らくアマゾンのベストセラープリンターになってます。確かに機能はA4までのカラー印刷だけで、駆動音もパコン!パタパタと若干騒々しいんですが、印刷に問題はないしコストパフォーマンスは抜群で十分満足してます。

高画質カラーが必要なのは年賀状印刷やL判写真プリント時くらいという人も多いはず。そんな人は汎用A4プリンタは安いエントリー機にしておき、A6サイズの小判専用フォトプリンターを買ったほうがPCいらずで作成できて写真画質の出力が可能。楽ちんで合理的だと思いますよ。

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では今回はこんなところで。

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