新型ルンバ880/870 吸引機構の搭載など欠点が軒並み改善されてますね

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米国アイロボット社の自動掃除機ルンバが3年ぶりに新モデルの「ルンバ800シリーズ」を発売しました。最上位機種のルンバ880と、お部屋ナビ機能のないルンバ870であります。

おそうじロボットが人気家電に成長し、他社から付加機能を搭載したライバル機が次々と登場して来た昨今、その元祖とも本家とも言えるiRobotとしても、このまま看過はできないだろなーと思ってたんですが、3年待ってフタを開けてみると、かなり魅力的なモデルに進化してるんで驚きました。

ウチには2年ほど前に購入したルンバ770てのがありまして、当欄でもレビューや消耗品の話題を何回かアップしてきましたけど、その時にボヤいた不満点や欠点が、ルンバ800シリーズではおおむね改善されてるんですよ。

しかも改良点が余計な機能を付加するんじゃなくて、掃除機としての基本性能のアップに徹底されてる姿勢が素晴らしい。このあたりは国産メーカーも肝に銘じて欲しいところですね。

新・吸引機構 エアロフォース クリーニングシステムを搭載

新型ルンバ800シリーズは「Vacuum Cleaning Robot」と名付けられているように、新しい吸引機構「エアロフォース クリーニングシステム」が搭載されてます。いままでは回転するブラシでゴミをかき集めていたんですが、製品サイト によると、空気で吸い取るようになって吸引力が従来比の5倍にアップしたんだそうです。

今までのルンバって軌道がゴミからちょっと外れてると、次の通過を待たないと取れないし、米などの粒状ゴミを回転ブラシが蹴っ飛ばしたりして、ちょっと見ててイライラするとこがありましたが、吸引でそんなのも解決しそう。それにバッテリー寿命が2倍にアップされ、3年くらい持つらしいのでコスパも良くなってます。

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新型ルンバ880/870のAeroFoceエクストラクター(左)とメインブラシをメンテ中のウチのルンバ770 

ウチ的にいちばん嬉しいのが、メインブラシの形状が繊維束からスキージ状のフラットなものに変わった事(上写真)。我が家では女性の長い髪の毛がワンサカ落ちてるので、これがブラシに絡まってメンテナンスがホンマに大変なのです。あの髪の毛シコシコ取り作業が解消されるだけで、どれだけ楽ちんになることか。

充電ホームベースとACアダプターの一体化もありがたい。デカ目のアダプターとコードがゴロゴロして、ルンバのお掃除の邪魔になるというジレンマが解消。一体化したホームベースのサイズは従来通りというのもいい。つうか、なんで最初からやっとかんの、と。

ほかにも、エッジクリーニングブラシがコインで外せるようになったり、ダストボックス容量が1.6倍になり、フタが大きく開くようになってゴミ捨てが簡単になるなど、細かいところまで至れり尽くせりです。

我が家のルンバ770には、あと3年くらいは働いてもらうつもりなんですが、今回の新型ルンバ880と870の進化を見ると、買い替えたい気がムラムラと。バッテリーが次にヘタった時、どうするかちょっと悩みそうですね。

価格もずいぶんこなれてきた感じ

気になるお値段(日本国内正規品)は、ルンバ880が65800円、ルンバ870が54500円前後ですか。新製品のうちは値引き少ないからなあ。しかし価格は日々変わるモノですから、こまめにシコシコ最安値のご探索を。
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iRobot ルンバ880 / ルンバ870 の価格比較(Yahoo!ショッピング)
iRobot ルンバシリーズ 製品一覧(Amazon.co.jp)

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他社のお掃除ロボットは、お話しをしたりスマホ連携できたりと、小賢しい付加機能をウリにしてるのが多いですが、以前にも書きましたけど、やっぱり掃除機は「掃除できてナンボ」なのであります。ルンバ780に搭載されてたタッチパネルが、ルンバ880ではシンプルなアナログボタンに戻ってるのも好感。

吸引機構が搭載されたということで、駆動音が多少大きくなるのかもしれませんけども、掃除能力とメンテ性アップのほうを重要視したい。今回のアイロボットの基本性能と使い勝手重視の改良には拍手を贈りたいです。

購入は国内正規品+長期保証サービス(5年)がおすすめ

それから、ルンバを新規購入するなら国内正規品モデルに長期保証サービスを付けて買うのがおすすめです。ウチの770は2年ちょいで不具合が発生したんですが、アイロボットの純正交換パーツは単価がかなり高いんです。幸い5年保証に入ってたのでタダで直りました。
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iRobot ルンバ長期保証サービス(Amazon.co.jp)

海外平行輸入モデルのルンバは割安価格のが多いんですが、電圧/電波など日本の事情に最適化されていないし、保証やアフターサービスに不安がありますからね。掃除機は毎日長期にわたって使う家電ですから、やはり日本正規品を買っとくのが無難でしょう。

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