カシオの高機能アウトドアウォッチ、G-SHOCKシリーズに海上での使用を想定した新ライン、ガルフマスターが登場しました。 ブルーがアクセントカラーになってる G-SHOCK GULFMASTER GWN-1000B-1BJF　とオールブラックの GWN-1000B-1AJF であります。

この海上使用に特化した機能と言うコンセプトは、いままでありそうでなかったジャンルなんですが、船乗りさんや漁師さんオンリーなのかと言えばさにあらず。へたれアウトドア人間のわたしにも「待ってました！」のモデルになってます。

わたしのアウトドア指向は、野山では雑木林の焚火料理野宿を楽しみ、海に行けば磯の生きもの採集をするのがメインというユルい両刀。したがって標高差の1mずつを気にしながら高山に登るワケじゃなし、ダイビングで深度と時間をチェックしつつ潜る必要もなし、なのではありますが...

シビアな高度や深度の表示は不要なんですが、山中の変わりやすい天候の変化を予測できる気圧表示は重要だし、野営地点の標高や方位も一応抑えておきたいので、高度、気圧、温度、方位などの計測機能はちょいちょい使いたいのであります。

じゃあ山モデルでいいじゃないか、とは行きませんで。磯採集においては、潮の満ち干きと月齢の表示が最重要の情報でありまして、たとえばヤドカリさんなんかはお月様を感じて行動してますし、磯には必ず干潮時に到着して作業する必要がある。でもタイドグラフやムーンデータは防水が強化されたダイバーズ（マリン）ウォッチのほうに付いてる機能なんですね。

カル目の海山アウトドア両刀遣いには最適かと

CASIO G-SHOCK GULFMASTER GWN-1000B-1BJF CASIO G-SHOCK GULFMASTER GWN-1000B-1AJF　　

ダイビングや登山のそれぞれに必要な機能と性能を備えたアウトドア向け多機能ウォッチは、ピンからキリまでゴマンと出てますが、Gショック ガルフマスターは、ヘタレ海山両刀のわたしにとって「ちょうどいい」機能が備わっていて、ルックスも上質。価格帯も手頃というのが嬉しい。

やっぱし、ブツとして魅力のあるのは舶来ブランドの高級アウトドアウォッチなんですけど、こちとら山に入れば燃料の薪採りで生木をバキバキ、磯でタモ網振れば岩場にゴツゴツ、とぶつけまくることになるので、オシャレ感覚で高級腕時計を持つワケにはいかんのです。

カシオ Gショックシリーズの上位モデルは、センサー性能も一級品だし、耐衝撃性能も高くて信頼性もある。このGショック ガルフマスターも、トリプルセンサーVer.3+スマートアクセス搭載だし、GPSの搭載こそないもののマルチバンド6電波ソーラー腕時計なので、時刻合わせや電池切れの心配ナシでよろしい。記事アップ時の実勢価格は43000円前後で、これくらいならコスパも良好かと。
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・CASIO G-SHOCK GULFMASTER GWN-1000B-1BJF / 1AJF
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若干オモチャ顔テイストなのが気になるが...

お次はデザイン。G-SHOCK GULFMASTER GWN-1000B-1BJF / -1AJF で目立つのが、ベゼルに大きく表示された気圧差インジケーターですね。これは自動計測した過去の気圧数値と現在数値の差を秒針がさし示すことで気圧の変化を確認できる機能で、天気予測が簡単にできるというもの。

このベゼルのタイプフェイスがやや目障りに感じて残念なんです。欲を言えば、普段は無地のベゼルで、計測時にだけ文字が表示できるようにして欲しかった。ガルフマスターはベゼルのデカイ数字のせいで、幾分オモチャっぽい顔になってしまってるんじゃないですかね。あと樹脂バンドのパターンがちょっと野暮い気が。

　　

※追記：...なんてことをぼやいてましたら、オールブラックの新モデルが追加登場しましたよ。CASIO G-SHOCK GULFMASTER GWN-1000C-1AJFで、実勢価格は44000円前後から。ベゼルリングはマット黒！このフェイスなら渋い。
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・CASIO G-SHOCK GULFMASTER GWN-1000C-1AJF
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ベゼルと気圧差インジケーターの文字部分にマットブラックのIP塗装が施され、文字盤内のインデックスも12・3・6・9時以外は黒に。さらにブラック反転液晶が採用されて非常に精悍な面構えになりました。アクセントにスカイブルーの挿し色が入ったのも非常にオシャレ。オトナ顔したガルフマスターになってます。

ガルフマスターかプロトレックか

　　

CASIO PROTREK PRW-6000Y-1JF

その点、山用のプロトレック PROTREK PRW-6000Y はフェイスデザインが大人してます。こちらは10気圧防水仕様なのでケースの厚みが12.8mmと薄く、普段から着けやすそうなのも魅力ですね（ガルフマスターは厚み16.2mm／20気圧防水）。実勢価格はチョイ高くらいだし、やっぱり少々迷ってしまうのは仕方ないか。
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・CASIO PROTREK PRW-6000Y-1JF / 1AJF

ともあれ、オシャレな高級アウトドア腕時計を持つ余裕のないワタクシメが選ぶ一本として、野・山と海・磯の両方で便利に使える、ガルフマスターの登場は非常にありがたい。機能は信頼できるし、ガンガン当てても安心だしね。

どっちか一本欲しいなあと思いつつ、今回はこのへんで。