携帯用ソーラー充電器+大容量モバイルバッテリー どれを選べば正解か?

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*製品情報を更新・再編集しました(2016.5.21 更新)。

スマホが爆発的に普及したのに伴って、携帯型モバイルバッテリーも一気に大容量・低価格化されましたね。コンパクトながら一度のフル充電でスマホを4回以上充電できる10000mAh以上の大容量充電器が3000円くらいから買えるんですから、実に便利になったもんであります。
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大容量モバイルバッテリー 人気モデル(Amazon)

これらの進化した大容量モバイル充電器、外出先での携帯電話やスマホ・タブレットなどの電池切れ対策など、日常ユースには十分威力を発揮するんですが、電源の取れない長期間のアウトドアや停電を伴う災害時には一旦容量分を使い切っちゃうとアウトです。

先の震災直後には危機管理アイテムとして、ソーラーパネルを備えたモバイルバッテリーが人気商品になったワケですが、うんざりするほどの太陽光充電の時間の長さや、蓄電容量がショボいのに価格も高くて使い勝手も悪かった。まあ非常用アイテムなんでロットも少ないから仕方ないんですけどね。

とは言え、災害で電気などのインフラが寸断されたときに備えて、大容量モバイルバッテリーに電力を供給できるソーラーもしくは手回しの充電器も持ってたほうがいい。最も頼れる情報源は携帯電話だろうし、夜には明かりも必要ですから。

というようなわけで、大容量モバイルバッテリーのサブに持っておくべき発電機能付きコンパクトバッテリーを物色してみました。

スマホ・携帯電話用ソーラーチャージャー

手帳サイズのコンパクトなソーラー充電器で、太陽光とUSB電源からの充電ができるタイプです。容量は3500〜5000mAh程度の製品が多いですが、ソーラーパネルが小型のため、発電効率が悪く時間がかかるのが難。災害や停電時の備えとして一時人気製品になりましたが、最近は安価で大容量のモバイルバッテリーが登場したので、コスパが中途半端な感じになってマス。
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スマホ充電用 大容量ソーラーチャージャー製品一覧

普段使いするにはソーラーパネル搭載のぶん持ち重りしますし、性能もあまり進化してないので、日がなピーカン環境に身を晒してる人以外は、あまり賢い選択とは言えないかと。なんで、日常は大容量モバイルバッテリーを使い、電源のないアウトドアや災害時の非常用としては、太陽光パネル展開式のモバイルソーラーチャージャーか手回し式発電機を買っとくのが正解なんじゃないでしょうか。

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ゴールゼロ Goalzero Nomad 高出力ポータブルソーラー発電機

登山の長期縦走やキャンプツーリングなどに好評のモバイルソーラーパネルが、米国ゴールゼロ社のNomadシリーズ。およそB5サイズの2つ折パネルを搭載したNomad7、ひと回り大きい2つ折のNomad13、A4三つ折で出力20WのNomad20の3モデルがあり、好天時なら3〜5時間でスマホをフル充電できる能力は実に頼りになります。

スマホに直接USB出力できるほか、本体からエネループなどのニッケル水素電池4本に充電できる Guide10 Plus Recharger(LEDライト付き)もあって便利。それらとケーブルなどがセットになった Adventure Kitもあります。もちろん他の大容量モバイルバッテリーに給電して使う手もアリです。
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ゴールゼロ Goalzero Nomadシリーズと関連製品一覧

複数台をケーブルで連結して発電できるので、パッキングの嵩を少なくして高出力を得たいなら、コンパクトで軽量なノマド7の2台持ちがオススメですね。

パワーフィルム USB+AA ソーラーチャージャー

携帯性を重視するなら、米国パワーフィルム社の PowerFilm USB+AAソーラー・チャージャーが、さらに軽量コンパクトです。こちらは折りたたんだサイズが140mm×90mmとお財布程度になるのが強み。USBソケットからスマホに直接給電できるほか、エネループなどの単三充電池2本に給電できます。

パワーフィルムはパネル4枚の標準モデルのほか、エネループ4本を充電できる6つ折モデル、カモ柄のミリタリーバージョンなど種類は多彩。太陽光の条件が良ければ、単3充電池2本を3時間、4本でも6時間強でフル充電できる性能は好評です。ただし本体が若干華奢なのでハードな扱いには注意が必要なようです。
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パワーフィルム PowerFilm Solar Charger 製品一覧

ほかにもAnkerやInstaparkなどのブランドからも発売されてますし、ロール式のソーラーパネル搭載モデルや畳大に大展開する大容量モデルなどもあります。用途と予算に合わせた最適モデルを選べば良いかと。
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携帯・スマホ用ソーラーチャージャーのベストセラー(Amazon)

スマホ・携帯電話充電用 手回し式発電機

停電で電源ナシ、充電バッテリーも残量ゼロ、お陽様も陰ってソーラー発電もムリ、なのにスマホが電池切れのピンチ!こんな事態は大災害時以外には滅多にないでしょうけど、災害時こそ情報収集に携帯が必要です。こうなると頼りは手回し式の発電機ですね。
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手回し発電機能付きの充電器と防災グッズ

手回し発電機能の搭載されたラジオや懐中電灯などの防災グッズは、いろいろ発売されてますが、4000mAhのUSBポータブル電源と手回し発電機をセットにしたスマホ用充電機がソニーから発売されてます。

SONY CP-A2LAKS がそれで、充電後に出力部分だけを取り外して持ち運べますが、本体をフル充電するには約5時間回さねばなりません。

電池切れ寸前のスマホを延命したいときには役に立ちそうですが、ハンドルを回し続けるのはホネが折れるというか筋肉が萎えます。非常用の装備としては心強いんですが、できれば使わないで済ませたい物件なのであります。

K-TOR Power Box ケーター パワーボックス 足踏み式発電機

番外として、足でペダルをこいで人力発電する足踏み式発電機をご紹介しときます。米国ケーター社のパワーボックスがそれ。出力合計は20Wまで。折りたたむとコンパクトで作りも頑丈。価格が実勢31500円前後とお手頃で、災害や停電緊急時の補助電源としてかなり頼りになりそうです。
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K-TOR PowerBox ケーターパワーボックス ペダル式ポータブル発電機

出力コネクタはコンセントの形状なのですが、AC100VではなくDC120V出力です。直流120Vで電圧も20V程度高くなってるので、ワールドワイド仕様のACアダプター(INPUT欄に100~240Vで20Wもしくは20VA以下の表記があるもの)を介して使用します。

一般的な日本の家電製品はコンセントに直接挿し込んでも使えないので注意が必要です。適合するACアダプター付きの電気機器もしくは大容量バッテリーとDC/ACコンバーターを併用すればオーケー。

ケーター パワーボックスなら自転車を軽くこぐ感じで安定した電力が出力できるから手回しより断然楽ちんです。スペック等の詳細は製品サイトでチェックを。

阪神淡路や東日本大震災から時間が経つにつれ、だんだん危機管理の意識が薄れてきてしまうんですが、原発停止でエネルギー供給が不安定な昨今、いつなんどき突然の大規模停電に襲われるやもしれません。そんな時にも自力で発電できるアイテムがあると安心です。

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冒頭に紹介した大容量モバイルバッテリーと、ゴールゼロやパワーフィルムなどの携帯できるソーラー発電機があれば、長期間の停電時でもスマホやLEDライトへ最低限の電力供給ができますから、イザという時のために一台は用意しておきたい物件です。しかしこのジャンル、震災後も価格や性能面で大きく進化していないのがちょっと残念ですね。

では今回はこんなところで。

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